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ホタルの一生と生態を解説!幼虫→蛹(さなぎ)→成虫→卵まで!

☆ホタルの見られる兵庫県の逆瀬川~

ほっほっ、ほーたるこい。ホタル観賞は夏の風物詩の一つであり、幻想的な光は人の心を大きく揺さぶります。

蛍の光。その美しさはよく知られていますが、生態に関してはほとんど知られていないようです。

特にその一生のほとんどを占める幼虫期間について詳しく掘り下げ、

今回は蛍を、幼虫~成虫~卵と段階別にご紹介いたします。

蛍の生態を知れば、その観賞がもっと楽しくなるでしょう。

なお、ここでの蛍は、最もよく観賞されるゲンジボタルに限定されています。

兵庫県の逆瀬川へ行ってきましたので、その様子も写真を交えてご紹介致します!

幼虫期間

☆カワニナです!

川幅の十分ある、自然のままの清流に蛍は住んでいます。

その年の秋ごろ、卵からふ化した幼虫は川岸近くの流れが緩やかな場所で生活を始めます。

主食はカワニナ。軟体部にかみつき、消化液で肉を溶かしながら食べてしまいます。

中々強烈ですね。ちなみに、幼虫は既に弱く発光しています

そして季節が移ろい冬になると、蛍は冬眠を始め、光るのをやめます

翌春には2-3センチになり、成虫よりも大きくなります。

そして十分に成長した幼虫は岸のすぐそばまでやってきて、じっと動かなくなります。

大好きなカワニナも食べなくなり、何を思っているのか、強く発光するようになります。

4-5月の雨の日、彼らは陸に上がり始めます。そして柔らかい土に潜り込み、

蛹(さなぎ)になるための穴(蛹室)を作ります。この中で蛹になり、成虫となるのです。

やはり蛹(さなぎ)も光ります。さながら光る銅像です。

 

成虫期間

☆ゲンジボタルの友達?

蛍は5-6月ごろ、成虫となり外に出てきます。成虫は生まれた川の近くで生活し、

次の世代へ命をつないでいきます。風がなく、雨は降っていないが湿っている、

そんな日にオスは川の高いところを飛行し、メスを探します。メスは下の方で止まっていて、

気に入ったオスに光で合図を出します。その合図をもとにオスがメスの方へ向かいます。

ところで、この光の明滅スピードが地域によって異なることはご存知でしょうか。

大きく東日本と西日本で分けられ、東が4秒に一回、西が2秒に一回程度だと言われています

やはり関西の方がせっかちなのですね。

たまご

☆いい感じに苔むしています~

メスは、流れの緩やかな川岸のこけに産卵します。0.5ミリほどの卵を500個ほど生み落とします。

これは別の蛍、ヘイケボタルが100個程度であることを考えると、圧倒的な多さと言えましょう。

産卵を終えたメスは2-3週間という、その短い人生に幕を下ろします。

土の中では次の世代が来夏に向けて成長を始めます。

卵の中で体が少しずつできあがっていくと、成虫みたく発光を開始します。

そして秋頃、幼虫となり命のサイクルが出来上がりです。

 

まとめ


☆カニもいました(^^)

その一生の殆どを幼虫として過ごし、一瞬の輝きを夏に披露する蛍。

その裏には長い幼虫期間があり、彼らを育てる豊かな自然が存在します。

どうでしょう、夏の蛍観賞が楽しみになってきませんか?

兵庫県の逆瀬川にもぜひ足を運んでください!

次回もASAPアニマルニュースをお楽しみに!

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