ただの飼育じゃない!大人の楽しみ方とは!?
誰もが大好きなカブトムシ。日本人に最も親しまれている昆虫と言っても過言ではないでしょう。
その飼育方法も広く知られ、飼育されていた方も多いはず。。
しかし、今回ご紹介致しますのは、ただの飼育方法ではございません。
大きなカブトムシを羽化させる、一歩進んだ飼育方法です。それでは早速いってみましょう!
親カブトはどれにする??
大きなカブトムシへの道のりは、親選びから始まります。
どんなカブトムシを選びましょうか??実はカブトムシの大きさは遺伝することが分かっており、
大きなカブトは大きなカブトから生まれるとされています。
よって答えは非常にシンプル。大きいカブト同士をペアにします!
ところでこの親カブトムシをどこで入手しますか??森で入手。
これが王道ですね。一から理想の大きさに仕上げていくという
チャレンジングな楽しみ方が出来そうでいい感じです。
購入するのもいいいですね!大型血統という、
大きなカブトを生みやすい個体も販売されており、
確実に・手早く大型個体を作るなら外さない手はありません。
方法を吟味し、自分好みな親カブトを探しましょう!!
大人の卵の産ませ方
☆プリンカップの例です☆
どのように卵を産ませるか。これも重要なポイントです!
多く産んでくれた方が、大型個体が出てくる可能性が高いでしょう。
その為に、マット(土)をきちんと選びます。“産卵用”若しくは
“完熟”と表記されたものを使用するのがベストです。
メスを投入してからは、1週間間隔くらいで卵の回収を行います。
回収した卵はプリンカップなどに入れてしっかり管理。
プリンカップには産卵に用いたマットを詰め、卵を入れる竪穴を空けておきます。
卵は孵化していないかどうか、定期的にチェックしましょう。
いつ・何頭孵化したか。これを把握していることが次の幼虫飼育で重要になってきます。
大人の幼虫飼育~餌はどうする~
勘のいい方は既にお気づきかもしれませんが、産卵用マットと幼虫用マットは異なります!
そもそもマットとは、チップ状にした広葉樹を菌の力で分解したもの。
産卵用マットは分解がかなり進んだものであり、栄養が少なめです。
一方、幼虫に用いるのは、産卵マットに比べ分解が進んでいない発酵マットと呼ばれるものです。
発酵マットは栄養分豊富で幼虫飼育に最適なのですが、食べられるのは一回脱皮をした二齢幼虫から。
生まれたばかりの初齢幼虫に与えると最悪の場合亡くなってしますので、
孵化後10日以上経ってから発酵マットに移しましょう。
そののち蛹になるまで、発酵マットが餌となります。
餌切れを起こさないよう、まめにマットを交換してあげて下さい!
大人の幼虫飼育~環境はどうする~
☆温度管理にワインセラーを使うこともできます☆
幼虫飼育に重要なのは餌だけではありません。
温度管理をするなど環境の整備も大切な要素です。という訳でまずは温度です。
エアコン等を用いて、室温を15℃~19℃に保ちましょう。
低すぎるとあまり食事をしてくれませんし、高いと早く蛹になってしまいます。
そして幼虫は一頭に一つずつケースを与えます。えらく面倒なことのように思えますが、
これで幼虫一頭当たりの餌の量を増やすことが出来る上に、
幼虫にとってストレスなマット交換の頻度を減らすこともできます。これはやるしかないですね!
季節は移り春先。室温を25℃付近まで上げていきます。
幼虫は蛹となり、信じられない大きさのカブトムシが爆誕!?するかもしれません。
まとめ
如何でしたか??
カブトムシは飼育方法によって大きくできるということがお分かりいただけたかと思います。
ざっくりまとめておきましょう。
大きいカブトを作るには、、
大きい親を選び
卵を管理し
産卵用・発酵マットを使い分け
環境を整える
以上四点です!しかし、これはあくまでも一例にすぎません。
あなたの工夫次第で結果は大きくかわるでしょう。
そして、生まれた子カブトを親にすればさらなる大型化を目指せます。
これはワクワクが止まりませんね!あなたも巨大カブトムシを作ってみませんか!?
・この方法を応用すればヘラクレスオオカブトも飼育できます!
“ヘラクレスオオカブトの育て方!カブトムシの飼育方法を応用する!”もチェック!
次回もASAPアニマルニュースをお楽しみに!!!
・哀川翔のオトナ倶楽部 第59回 狙え!ギネス新記録!の巻
まるで工場のようです!あなたはカブトムシやってますか??