ASAPアニマルニュースです!
ライトトラップって何!?
カブト好きの皆さん、ライトトラップというカブトムシの採集方法をご存知でしょうか?
ライトを焚いて虫を待つという、人間の叡智を集めた最強の採集方法です。
写真で雰囲気を感じながら、ライトトラップの世界へ突入しましょう!
道具を集めましょう!
まずは写真をご覧ください。なにこれ?という声が聞こえてきそうですが、ご安心下さい。
全てネットにて販売されているものです。
ただし、扱いが難しいものが多くあり、その点については詳しくご説明させていただきます。
それでは12時の位置から、時計回りに見ていきましょう!
最重要アイテム、ライト!
まずはライトです!様々なものが用いられますが、私は写真にある大型懐中電灯をおススメします。
持ち運びが簡単な上、発電機不要のシンプルさがいい感じです。これは8500LMのHIDタイプ。
消費電力は85ワットのものです。ここで注意してほしいのが、LEDタイプのライトです。
このタイプは紫外線をあまり出さないため、カブトムシが寄ってきません。
組み合わせて使う、三脚!
続いてはライトを固定する為の三脚です。
一般的な大きさのもので十分ですが、ライトが重いため、三脚も重いものを用意するのが良いでしょう。
ところで本来、三脚はカメラを固定する道具。ライトを取り付けるには少し工夫が必要です。
そこでまず登場するのがカメラクリップ!これでもってライトを挟み固定します。
しかし、三脚もカメラクリップも接続部分がオスネジの為、直接には接続できません。
ここで使うのが、ライトスタンド用のダボネジです!
アダプターのようなもので、オスネジ同士をつないでくれます。これで、三脚の準備は完了です!
名わき役!背景布!
9時方向に見える白い何か。これは背景布と呼ばれる巨大な白い布で、主に撮影に使われるものです。
これを地面に敷き、光を広く反射させます。
懐中電灯の直線的な光が、周りを広く照らす柔らかい光になることを期待します。
もう一つの目的は、着地した昆虫を見つけやすくすることです。
地面に着地した昆虫には気づきにくいですからね。。
以上で道具が揃いました!しかし、これらを揃えることは簡単ではありません。
ここでも私たちの知恵が試されています。
セット方法を押さえます!
道具を写真のようにセットしていきましょう!地面に背景布を敷き、
その上にライトを固定した三脚を設置します。これで準備完了なのですが、重要なのはこれをどこでやるか。ですよね?
まずはカブトムシが住んでいそうな森に行き、開けた場所を探します。
その場所で、山肌を下から上方向に、舐めるようにライトを照射します。
こちらに滑空してくるカブトムシをイメージできれば良いでしょう。あとは気長に待つのみです!
天候・風・気温・月の満ち欠けをcheck!
どれだけ機材が良くても、天候が悪ければ台無しです。風・気温・月に注意して、ベストな日を選びましょう!
まずは風です。カブトムシが飛ぶに困らない程度の風か無風の日を選びます。気温は25℃以上。
そして、月の満ち欠けも重要なポイントです。
何故月が関係するのでしょうか?実はカブトムシはライトの灯りを月と勘違いして飛んできます。
なので、月が十分に欠けていないと、ライトに来てくれないのです。60%以上かけている日を選びましょう。
出発前に天気予報を要checkですね。小さくまとめておきましょう!
ライトトラップに適しているのは、、
風 :無風、もしくはそれに近い
月 :60%欠けている
気温 :25℃以上
カブトを待ちます!
☆勿論クワガタも飛んできます☆
準備が完了しました。早速始めましょう!点灯は辺りが暗くなる前、19:30辺りにします。
ここからはひたすら待ちます!ただし、カブトムシは布から離れた場所でじっとしていることがあります。
時々周辺の見回りをしましょう。そして、22:00頃、カブトムシの活動が下がったところで
スイッチをオフにし、ライトトラップは終了です。沢山のカブトがやってきた?かもしれません。
尚、ライトを使う為、周りの環境、特に民家に注意します。次回も楽しめるよう、マナーを守っていきましょう!
まとめ
☆この様な感じです☆
今回のポイントをおさらいします!
ライト、三脚、背景布を準備
山肌を上方向に照らす
天気に注意
トラブルを避ける
以上の4点です!ライトトラップは、最も準備が大変なカブトムシ採集と言えるでしょう。
しかしその分、採れた時の喜びは大きいもの。
湧き上がってきたワクワクを携え、今夏はライトトラップに挑戦してみては!?
次回もASAPアニマルニュースをお楽しみに!