日本の山は熊の生息地として有名です。
人を襲うニュースもありますが、普段はとってもかわいい動物さんです。
また大きな体でのしのし歩く姿はとても癒されます。
くまのプーさんでもおなじみの彼らは野生でどの様な生活をしているのでしょうか?
本日は山で暮らす熊の生態を紹介致します。
日本の熊
ヒグマ
体のおおきさ: 200~230 cm (おとな)
体重: 150~250 kg (おとな)
住んでいるところ:北海道
ホッキョクグマと並びクマ科では最大の体のおおきさです。
日本ではエゾヒグマという種類だけが北海道に生息しています。
写真からも分かるようにとても大きな体つきでたくましい様子ですね!
ちなみにプロボクサーのヘビー級は187cm以上なので、
もしヒグマがリングに上がるとしたらヘビー級で出場することにります(笑)
ツキノワグマ
体のおおきさ: 110 ~ 130 cm (おとな)
体重: 40 ~ 130 kg (おとな)
住んでいるところ:本州から南
日本に生息するクマヒグマ(亜種としてのエゾヒグマ)と、本州以南に生息するツキノワグマ(亜種としてのニホンツキノワグマ)の2種類のクマがいます。
少し古いデータですが、環境省が2000~2003年度に行なった調査によると、北海道の約55%の地域にヒグマが、本州の約45%の地域にはツキノワグマが生息しています。つまり日本の約50%の面積には、熊が生息していることになります。
かなり多くの地域に生息しているのです。
熊の食事
ヒグマは雑食性で、植物を主食としています。
また季節の変化によっても食べるものを変えています。
ちなみに川で鮭をとっているのはヒグマです。
ツキノワグマは雑食性ですが、植物を主食としています。
基本的には植物を中心に、ほかの動物を捕らえて食べたりもします。
また冬眠に入る前は栄養を確保するために食欲が旺盛になるのです。
はちみつを食べるのか?
くまのプーさんでもおなじみのはちみつですが実際の熊も
はちみつが好きなようです。
野生の熊は実際にハチの巣からはちみつをとって食べています。
長い舌を出してぺろぺろとはちみつを食べる姿がとてもかわいいですね。
私たち人間も雑食ですので、このような甘いものはおいしく感じられるのです。
縄張りがない
熊は基本的に縄張りを持っていません。
個々の行動で日々をすごしています。
ライオンなどの動物は縄場入りがあり、
私たちは家という、いわば縄張りを持っています。
ですが熊にはそういった概念がありません。
非常に社会性に富んだ習性を持っているのです。
熊の性格
基本的にはとても臆病な性格ですので、人を見ると逃げます。
ですが繁殖期や冬眠から目が覚めた時など、
精神的に不安定な時期に出会うとまれに人を襲う事も有ります。
ですが人間も気が立っていたり、びっくりした時などは
防衛本能が働くものです。
熊=人を襲うというのは間違った考えなのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
野生の熊の生態について理解が深まりましたね!
今回のポイントは3つです。
①日本にいる熊はヒグマとツキノワグマ
②本当にはちみつが好き
③本当はとっても臆病
次回もお楽しみに!