蝶々は可愛い。
小さい頃、蝶々を捕まえるために虫とり網を持ってよく出かけたりしましたね。
最近は、ゲームの普及により実際の虫とりに出かける少年少女の姿を見ることは少なくなりました。最近の子供達は良く「レア」という言葉を使っている気がします。「レア」ポケモン、「レア」妖怪、「レア」アースなど。レアアースは子供ではなく、どちらかというと大人が使う言葉でしたね。
当時の虫とり少年少女にとっても、「レア」はありました。
モンシロチョウ、アゲハチョウなど一般的な蝶々を追いかける中で、紫アゲハなど珍しい蝶々を見かけることがあったりして。すげーな、それ、すげーレアなんだぞ。ってはしゃいだりしていましたね。
そんな他のライバル{強敵(友)}に負けないように蝶々を追い求めていると、羽を開いたまま草に止まっている種類の蝶々を見かけたりして喜んでいると、周りのライバル{強敵(友)}たちから「うわー。それ、蛾だぜー。汚ねー」などと馬鹿にされたりしました。
昔から蝶々と蛾の違いは羽を閉じて止まっているのが蝶々、羽を開いて止まっているのが蛾と教えられてきましたが、具体的な蝶々と蛾の違いは何なのでしょうか?今回はこのテーマについてお話をしていこうと思っております。
羽を広げて止まるのが蛾、閉じて止まるのが蝶々は間違い
上述の通り、子供の頃は蝶々と蛾の違いは止まるときの羽のポジションだと思ってきましたが、実際のところはそうではないようです。タテハチョウの仲間は羽を広げて止まりますし、他の蝶も太陽光を当てて体温を上げるために羽を広げて止まることもあるそうです。
蛾は夜行性
一般的に蝶々は昼に空を舞い、蛾は夜に人々の目に触れてぎょっとさせる。
たいていの蝶々は昼に活動してしていますが、蛾は夜に活動しているケースが多いです。ここにも蝶々と蛾の違いが見られますが、セセリチョウの仲間なども夜に活動していることもあるので、これで分類することはできませんね。
・蝶々も蛾も同じく、鱗翅目
結局、蝶々も蛾も同じく、鱗翅目(りんしもく)という種類の生物に分類されます。鱗粉を持ち、翅{し(はねの事)}を持つ種類であるため鱗翅目という名称になってます。日本では前翅と後翅をつなげる方法が蝶々と蛾ではあらかた区別がつくそうですが、世界的に見ると例外もいるようであり、結局は、鱗翅目の中で〜チョウと名付けたものだけが、蝶々であり、それ以外が蛾なのです。
まとめ
1、翅を広げて、広げないで、止まるは蝶々と蛾の区別にはならない。
2、蛾は夜行性が多い
3、結局同じ仲間
鱗翅目には沢山の種類があります。その中でも蝶々は種類が少なく、蛾は種類が多いです。
個人的には、学者が蝶々と決めた鱗翅目の生物は特に見ていて優雅に思えたからこそ、蝶々に分類したと考える事にします。
今回もご閲覧いただきましてありがとうございました。