今の子供は虫取りよりもスマホゲームに夢中。
リアルな生き物よりも画面の中のモンスター。
そんな寂しいニュースも拝見しますが、
虫取りもまだまだ夏の子供たちにとってはアツいイベントです！
テレビでも多く特集が組まれており、今年の虫取り戦線も盛り上がりを増している様です。
さて、夏の虫取りの醍醐味といえば今も昔もカブトムシです。
怪しく黒光りするフォルムに、力強い角！
皆様も幼少時時代にはカブトムシ取りにエキサイトされた経験があるはず。
その時、なぜカブトムシには角が生えているのか？？
疑問が生じた方も多くいるのではないでしょうか？
本日はカブトムシの角の謎について大きく掘り下げていきます。
カブトムシのオスの角の役割
それではカブトムシの角にはどのような役割があるのでしょうか。
カブトムシのオスの角はズバリ他のオスや他の虫などと戦うためにあります。
戦いに勝たないと、メスや樹液のよく出る場所が得られないのです。
まさに弱肉強食の世界ですね。
人間の世界よりとてもシビアなんです。
また、よく見てみるとカブトムシの角は２本で構成されていますよね。
角が2本あるのは、敵をはさんで投げ飛ばすためです。
研究の結果によると、カブトムシは１ｋｇ程度の重さであれば、
相手を投げ飛ばせる力を持っています。
１kgと言えば、皆さんのパソコンに入ってるハードディスク2個分くらいです。
SSD搭載の軽量ノートパソコンならば投げられる程の怪力です。
その力の秘密はカブトムシの相手を跳ね上げる動作にあります。
支点、力点、作用点という用語を習った覚えは有りませんか？
いわゆる「てこの原理」というものです。
例えば、ビンの蓋があかないときにスプーンを淵にあてて開ける。
これもてこの原理を生活の知恵に応用した物です。
この「てこの原理」がカブトムシたちのパワーの秘訣だったのです。
そして下の動画がカブトムシの角の力を見る事の出来る動画です！
なぜメスは角を持たないのか？
メスも角を持っていた方が縄張り争いの際に戦えますし、
自分の身を守るためにも役立ちます。
ではなぜカブトムシのメスは角を持っていないのか。
答えは「戦う必要がないから」です。
何故戦う必要がないのでしょうか？
オスたちが戦う理由、それはメスたちのためにあるのです。
先ほど、弱肉強食というワードを私は出しました。
まさにそこに繋がるのです。
強いオスがメスを勝ち取ることが出来るのです！
戦いに負けたオスは去っていき、
また新たな主戦場を探し一国築くまで戦いを重ねるのです。
男らしいとしか言いようがありませんね（笑）
そしてオスが占領した領土にメスが樹液を取りにやってきます。
こうして交尾を繰り返し強い子孫を反映させていく。
これがカブトムシのメスが角を持たない理由です。
単純明快ですね。
まとめ
いかがでしたか？
カブトムシたちの勇ましい角の秘密が分かっていただけたと思います。
今回のポイントは２点です。
・カブトムシの角は男を魅せるための武器である。
・カブトムシのメスは角を持たなくても良い理由は、オスが餌を確保してくれるから。
大人になった皆様も、今年の夏は虫取りに再挑戦してみるのも良い思い出作りになるかもしれませんね！
本日もご閲覧頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに！！
