昆虫における最大の脅威、蚊。あなたはこのアニマルについて、
どのくらい知っていますか?実は彼らの吸血には様々な秘密が隠されているのです!
あまり知られていない彼らの世界へご案内いたしましょう。
蚊は高感度人感センサー!
明るい日でも、夜中でも、彼らは人間を見つけ寄ってきます。
なぜ場所がわかるのでしょうか?答えは彼らが持つ特殊な器官にあるようです。
彼らは口付近に二本の突起を備えています。これは小顎髭(しょうがくし)と呼ばれ、
二酸化炭素の濃度を計測できるようなのです。
これを使えば、二酸化炭素濃度が低いところから高いところへ、
つまり人間の所まで移動できます。
吐く息が目印なようですね!
進化の極み。極細ストローと優秀な唾液!
☆蚊の口を真似した注射器が開発されています☆
上手く人間に近づいた蚊は、その口を皮膚に突き刺します。
ここで人が痛みを感じれば、彼らは叩き潰されること必至。
しかし、彼らもだてに進化してきたわけではありません。
まず口を極限にまで細くし、皮膚の感覚センサーをかいくぐるようになりました。
また、唾液は血液が固まるのを防ぐように進化し、スムーズな吸血を可能にしています。
ひそかに・速やかに、彼らは人間から血を奪うのです。
実は少数派!吸血する蚊はメスだけ!
☆ほとんどの蚊は血を吸いません☆
そもそも、どうして血液なのでしょう?
進化してまで吸いたい理由は、恐らくその豊富なたんぱく質です。
蚊はおびたただしい数の卵を産むのですが、その為には巨大な卵巣とそれを作る大量のたんぱく質が必要です。
吸血するのは産卵の為な訳です。なので、オスは血を吸いません。
オスは果実の汁や植物の蜜を餌としています!
また、殆どの種類が血を吸いません。血を吸うのは限られた種類の限られた時期のメス、超少数派なのです。
実は命がけ!本当は血なんか吸いたくない!
☆吸いまくりです☆
あらら?蚊が血を吸っている。。という時に、
吸いすぎてお腹がパンパン!と思ったことのある方、結構いらっしゃいますよね?
そう、蚊は一度にとんでもない量を吸血します。その量、実に体重と同じ。
吸血後の体重は前の2倍となります。当然動きがにぶります。飛べなくことすらあります。
こんな時、人に見つかれば、、蚊はハラハラ、恐怖に打ち震えながら吸血をしているのかもしれません。
まとめ
卵を産むため、命がけで血を吸う一部の蚊。
命を懸けた戦いは、常識では考えられないような体の発達をもたらしました。
しかし血を吸うのは一部のみ。殆どは無害ですので、
よって来なければそっとしておいてあげましょう!
吸血昆虫を紹介!人間との関係がよく分かります!
次回もASAPアニマルニュースをお楽しみに!