ワオキツネザルを知っていますか?
特徴的な顔と、ながーいしっぽを持つかわいいおサルさんです。
その姿から動物園では目の引く存在なのです。
でも、ワオキツネザルの「ワオ」っていったいどういう意味なのでしょうか?
どこに住んでいて、どのような生活を送っているのでしょうか?
プロフィール
体の大きさ : 38.5 ~ 45.5cm しっぽの長さ : 56 ~ 62.4
体重 : 2.3 ~ 3.5kg
住んでいるところ:アフリカのマダガスカル南部
平均寿命 :
ワオキツネザルはなぜ「ワオ」なのか?
この「ワオ」は、尻尾がルーツです。
日本語で書くと「輪尾(わお)」と書くのです。
英語で書くと「Ring-tailed(輪っかが付いたしっぽ) lemur(キツネザル)」です。
ワオキツネザルのしっぽがシマシマになっており、
まるで黒い輪(わ)が、かかっているように見えるのです。
この事から、ワオキツネザルと呼ばれています。
輪の数の内訳は下記のとおりです。
白い輪:12 - 13本
黒い輪:13 - 14本
しっぽの先端は黒いことが特徴です!
日向ぼっこをする
ワオキツネザルの特徴として日向ぼっこをします。
体温調節が苦手であり、
太陽に向かって手を広げて座り日光浴をします。
しっぽでバランスをとっている姿がたまらなくかわいいですね。
何時間でも見ていられるような気がします(笑)
ワオキツネザルは二本足で走る?
一般的に二足で走るとされているサルはベローシファカと呼ばれる種類のサルです。
ベローシファカは、二本の足としっぽでバランスを取りながら、
ピョンピョンと走るサルです。
ワオキツネザルについては、基本的に四本足で走るのが一般的です。
この二匹については混同されることが多く見られます。
ジャンプ力がすごい!
ワオキツネザルは迫力のあるジャンプをします。
これで食べ物である虫を捕らえています。
このジャンプ力は敵から逃げる時にも有効です。
下の動画はワオキツネザルのジャンプをスローでとらえた動画です。
ワオキツネザルは飼う事ができるの?
残念ながらワオキツネザルは飼う事ができません。
現在ワシントン条約において保護されており、輸入が禁止となっています。
もし近所にワオキツネザルを飼っているお家があるならば、
ワシントン条約の制定前から飼われていた可能性が高いです。
※ワシントン条約とは?
野生動や植物が国際取引によって沢山利用されるのを防ぐため、
国際協力によって種(しゅ)を保護するための条約です。
1973年に米国のワシントンにおいて採択されました。
動物園にいるアニマルたちの中にはワシントン条約の中で
保護された動物もいますが、国際間の特別な約束のなかで保護されているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ワオキツネザルの理解が深まったのではないでしょうか?
ポイントは3つです。
①しっぽに輪がついているからワオキツネザルという
②体温調節が苦手で日向ぼっこをする
③日本でペットとして飼う事は出来ない
次回もお楽しみに!