ASAPアニマルニュースです!
百獣の王と呼ばれるライオン。
ご存知、ネコ科の動物でオスの体重はなんと250Kgにもなるといいます。
そして皆さんが抱く「強そう!」というイメージは、
あのふさふさと立派なたてがみからきているのではないでしょうか?
また、オスライオンにあるたてがみは、メスライオンにはありません。
なぜライオンのたてがみはあんなにふさふさしているのでしょうか?
オスとメスの違いも紹介していきます!
動物のライオンのたてがみはなぜあるの?
①自分をかっこよく見せるため
たてがみがふさふさしていると、
自分自身を大きく、威厳のあるライオンに見せることができます。
たてがみの有無や量、色などはそのライオンが住んでいる環境、
遺伝、男性ホルモンであるテストステロンが影響するようです。
よりふさふさと大きく、黒い色をした
たてがみを持つオスほど健康であり、メスにモテるのです!
戦いに勝つたびにテストステロンが分泌され、
たてがみが立派になっていくので、
メスライオンからは強いオスを探す良い目安になるのです。
人間もモテモテになれるよう髪型に気を配ったりしますね。
その点は動物のライオンにも負けていません(笑)
②首を守るため
オスは好みのメスを賭けて、あるいは、自分の群れを
襲う敵と、度々激しい戦いをします。
その際に致命傷となる首を相手の鋭い牙から守る
クッションとしての役割がたてがみにはあるのです。
オシャレなだけではなく、機能性も抜群とは…ライオン恐るべし。
下記の動画では、多摩動物公園さまの
オスライオンの輝く美しい
たてがみを見ることが出来ます!
メスにはたてがみがない
オスライオンには自分を大きく見せるためと、
首を守るために立派なたてがみが生えていました。
ですが、メスにはありません。なぜでしょうか?
ライオンは群れを作って生活しています。
プライドと呼ばれるその群れには、
5~6頭のメスと1~2頭のオスがおり、
そのオスとメスから生まれた子供のライオンは大きくなると
群れから追い出されてしまいます。
そして、その群れでのメスライオンの役割は、
主に狩りを行い、群れを養っていくことです。
大きなたてがみは視界の妨げになったり、体重が重くなる、
また獲物にも気付かれやすくなるため、
狩りに必要のないたてがみはメスには生えていないというわけですね。
また、メスが狩りをするためにオスは怠け者、
という烙印を押されがちですが、オスは他の動物から
自分の家族を守るために戦い、時にはカバやキリン、
バッファローなどの大型動物を狩るハンターでもあるのです。
なんともチームワークの良い家族で素敵ですね。我が家も見習います(笑)
まとめ
今回は動物のライオンのたてがみについてご紹介しました!
ポイントは3つです!
・たてがみは自分を大きく強そうに見せるため。
・激しい戦いから首を守るため。
・狩りをするメスにはたてがみは邪魔になる。
ということが分かりました。
動物園でライオンを見るのが楽しみになりますね!
次回もASAPアニマルニュースをお楽しみに!