ASAPアニマルニュースです！！
モップみたいな犬を街で見かけたことは有りませんか？
見たことは有るけど、ただ毛を伸ばした犬なんじゃないの？
あれは今流行りの犬のエクステだよ！
そんなことは聞きませんが（笑）
あの犬はいったいどんな犬なのでしょうか？
今回はそんなモップみたいな犬の謎に迫ります！
モップみたいな犬の名前はコモンドール
モップみたいな犬の名前はコモンドールという犬種の犬です。
毛が伸びた犬ではないのです。
コモンドールの毛は生まれた時は長くなく、
約二年の年月をかけてロン毛へと成長していくのです。
ここでコモンドールのプロフィールを紹介します。
住んでいるところ：ハンガリー アメリカ
体の大きさ：雄65〜80cm、雌55〜70cm
おもさ：雄50〜59kg、雌36〜50kg
下の動画はコモンドールを紹介した動画です。
元気なコモンドールの姿を見ることが出来ますよ！
コモンドールはどんな犬？
護畜犬
コモンドールは主に護畜犬として飼われていることが多いです。
よく聞く牧羊犬との違いは、牧羊犬はヤギやヒツジを誘導する仕事に対して、
護畜犬とは、羊や牛などの家畜を襲おうとするオオカミや
泥棒から守る役目を果たす犬の事です。
コモンドールは体の筋肉量が多く、とっても強い犬なのです。
ショードッグ
コモンドールはショードッグとして飼われていることも多いです。
ショードッグとはドッグショーと呼ばれる犬の品評会で
歩き方や井出達、毛並みやスタイルなどを審査員たちが判定をするのです。
ランウェイを歩きポーズをとる事もするので、
TGC（東京ガールズコレクション）も顔負けです！（笑）
コモンドールは高級犬として位置づけされており、
ショードッグ用に育てられたコモンドールはとても美しいです。
下の動画はコモンドールがドッグショーへ出場した時の動画です！
コモンドールの毛はなぜ長い？
体中がながーい毛でおおわれたコモンドールはなぜあんなに
毛が長いのでしょうか？
外敵から身を守るため
コモンドールの毛は１本１本が絡まり合い、
とても厚いのです。
この毛の厚みは、オオカミなどの牙を持ったアニマルがかみついたとしても、
皮膚にまで到達しない盾の役割をしているのです！
この毛は三つの層で作られていています。
一番上の毛は粗く硬いオーバーコートとよばれています。
二番目の毛は油分が多く、水をはじくミドルコート、
三番目の毛は細かく生えた柔らかい毛です。
気候に対応するため
ハンガリーの緯度は北海道と同じくらいです。
日本と同じように四季があり、夏と冬の温度差も大きいのです。
冬の寒さは厳しく、1月や2月の最低気温は
マイナス10℃に近くなることもあります。
そんな時にあの厚い毛が保温効果を保つのです！
また、先ほど紹介したミドルコートによって、雨にも強いのです！
飼うのが難しい
毛の量が多いコモンドールは、大変飼育の難しいアニマルです。
理由は毛の手入れです。
コモンドールの毛は先ほど紹介したように大変厚く、
ブラッシングもシャンプーをするのも大変な苦行です（笑）
ブラッシングについては、人の手でしてあげる事が一番効果的である
と言われています。
もともと自分の身を守るための毛ですので、
扱いずらいのは理解が出来ますね！
まとめ
コモンドールの事がとても理解できたのではないでしょうか？
あの毛はただ伸びているだけではなかったんですね！
今回のポイントは4つです。
①モップみたいな犬の名前はコモンドール
②コモンドールは護畜犬、ショードックとして飼われている。
ときには牧羊犬としても！
③毛が長いのは外敵から身を守るため！
④毛の手入れは難しい！
次回もASAPアニマルニュースをお楽しみに！
