カラス

烏天狗とカラス(烏)の因果関係は?烏天狗は怖いのか?

小さい頃、良く私の両親が言っていた戒めの中に、「悪い事ばかりしていると烏天狗のところに連れて行くぞ」という言葉がありました。これは恐らく、テレビか何かで私が烏天狗という言葉を覚えて、それを怖いものであるという認識を持っていたから両親が子供を怖がらせて悪い事をしないようにと、その様な話を作ったのではないかと思っています。

何で今回は動物の話ではなくて、空想上の生物(神?)の話なんだろうと首をかしげてしまいそうですが、今回は天狗の話に絡ませてカラスなどの動物の話をしていきたいと思います。

烏天狗

天狗とは

天狗は、元々は中国で流星の事を指していたそうです。大気圏に突入した流星は大音響は人々にとって大きな脅威であったように、天を駆ける狗(イヌ)の様に映ったことから人々からその様な名前を付けられたそうです。

初めの頃は凶星としての位置付けであった為、しばしば悪いものと捉えられきましたが、人智を超えた所業を天狗の仕業として扱うことになっていった事から神格としての位置付けが徐々に上がっていき、今般では様々な種類の天狗がいると考えられており、種類の中には吉兆を表すものだと解釈されるものも増えてきました。
ある意味、天狗という空想上の生物は昔の人々が考えてきたムーブメントの様なものなんですね。

一般的な(現代イメージの)天狗は鼻が高く慢心の権化と解釈されており、調子に乗るなど慢心した人の事を「天狗になる」などと揶揄されることもしばしばありますが、烏天狗などは猛禽類(タカやワシ、はやぶさなど)の様に鋭い嘴(クチバシ)を持つ形態もあります。

烏天狗は怖いのか

一概に烏天狗と言っても様々な言い伝えがあります。鞍馬山の烏天狗は若い頃の牛若丸に剣術を教えたなどとの流説もありますし、比較的烏天狗はいい天狗だと考えられております。
長い鼻ではなくて大きな嘴(クチバシ)を持つ種類である事から、天狗の通常イメージとズレがありますが、神奈川県鎌倉市建長寺や、静岡県袋井市可睡斎などには烏天狗の像が建てられています。
そうした背景から仏教との繋がりを認識する事が出来ますが、これは天狗が飛翔する生物である事から迦楼羅天の変化したものだと考えられているからだと思われます。
※迦楼羅はインド神話の神鳥ガルダが仏教に取り込まれ、仏法守護の神になったものです。
結果的に神として崇められている事(一時期は妖怪扱いの方が多かった)などから子供に伝え聞かすには良いものとして伝えていくようにしたいところですが、やはりその見た目は怖い生物であると言わざるを得ないですね。

烏は猛禽類?

今回は烏天狗というタイトルの通り、動物のサイトなのに、動物じゃなくて空想上の生物の話になってしまいましたが、烏天狗の話につなげて一応動物の話をさせていただきます。
冒頭に申し上げました様に烏天狗は猛禽類と呼ばれる生物に似ていたと話ていましたが、猛禽類はタカやワシ、はやぶさの様な生物の事です。
猛禽類は空中の生態ピラミッドの頂点とされて非常に格好いいですが、カラスもそんな奴らの仲間でいいんでしょうかね?
と思ったりしましたが、実はカラスは猛禽類ではありません。カラスはスズメ目の生物であり、猛禽類ではないので、あしからず。
烏天狗は猛禽類っぽいと言われていますが、カラスは猛禽類ではないと、ここでは覚えておきましょう。(笑)

まとめ

1、天狗は流星だった
2、烏天狗は良い神様?
3、烏は猛禽類ではない

今回は動物のネタも増えてきたので、ブレイク的な位置づけて全く関係ない(少しだけ関係あるか)話をさせて頂きました。
次回もよろしくお願い致します。

こちらもあわせて読んでくだサイ

大人気記事だゾウ!

1

もくじ ゴリラのプロフィール胸を叩く(ドラミング)を見てみよう!なぜ胸を叩く(ドラミング)のか?ドラミングの手はグーではなくパードラミングのその他の意味仲間に自分の居場所を知らせるため自分の気持ちを落 ...

2

もくじ タヌキの置物(像)は縁起が良い?悪い?タヌキ=他抜き八相縁起(はっそうえんぎ)実際のタヌキはデブって(太って)いない!!まとめ ASAPアニマルニュースです。   飲食店やおじいちゃ ...

-カラス

Copyright© ASAPアニマルニュース , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.