人間には何で尻尾がないのか?
先日とあるアニメを見ていた時の事です。
主人公には尻尾が生えていて、その主人公は全宇宙で一番強い男です。
そのアニメを見ている時にふと思ったのが、なぜ人間は猿の親戚の様な生物から進化したと考えられているのに、ほとんどの人に尻尾が生えていないのか?
今回は過去の動物シリーズに我ら人間の「何故」を加えていきたいと思います。
人間はどんな猿の進化した動物なのか
これは、実際のところ正しくは解明されていないそうです。(笑)
ネアンデルタール人などは現代人の直接的な先祖ではないとする話さえあるくらいです。
DNAのレベルの話になると、人間はチンパンジーに近いものとされているそうですが、ゴリラ→チンパンジーより、人間→チンパンジーの方が近いと言われています。
これは非常に興味深い話ですね。
過去にインコ・オウムの話で触れた様に声帯こそ近しいものがあれば、チンパンジーは人語をきっと話せることでしょう。
尻尾は何に使うもの?
尻尾の使い道は動物によって様々ですが、猿などは木々に尻尾で捕まることも出来るし、カンガルーは尻尾の力が強く尻尾を使って飛び跳ねることも出来ます。リスに関しては高い所から飛び降りる時にパラシュートの様に落下速度を軽減することも出来るそうです。
ですが、一般的に多くの動物の尻尾の使用用途は、バランスを保つ事です。
通常4足歩行している動物が2足立ちをする時などのバランスを取る支点としては非常に重要な役割を負う事になります。
尻尾なしでもバランスが取れるから尻尾をなくしたのか?
人間は2足歩行を行う時にバランスを安定して保つ事が出来ますよね。これは脳が他の動物より発達した事が要因だと言われています。
また、他の説では過去木の上で生活していた人間の先祖は体が大きくなりすぎた為、尻尾で木に捕まる事が出来なくなり、手でしか木に捕まる事しかしなくなり、尻尾が退化した可能性もあると言われています。
実際のところ、この事についても諸説ある様で、意外にも我々人間は自分自身の事を良く理解出来ていないという事みたいですね。
まとめ
1、人間はチンパンジーに結構近い生物
2、尻尾の使い道は思った以上に多い
3、人間は尻尾を使う必要がなくなった事から尻尾がなくなったが、何故不要になったかはわからない。
途中で退化したと記述しましたが、退化という言葉はあまり正しくはないです。それぞれ動物はそれぞれ意味があって、その形をしているのです。
動物にはそれぞれ自分に見合った成長をし、進化するものであり、尻尾がある事の利点より、尻尾がない事の利点の方が多い事から人間は尻尾をなくしたのです。
今回も最後までお読み頂き有難う御座いました。
次回もよろしくお願いいたします。