私の住んでいる地域では、夏の季節になるとホタルを見ることが出来ます。
そこは公園の一部を立ち入り禁止にしてホタルの生育をしています。
夜にそこを訪れるとホタルが明かりを灯しておりとっても幻想的です。
でもなぜホタルは光ることが出来るのでしょうか。
発光できるという事は電気が通っているということでしょうか?
そして光ることの意味は何なのでしょうか?
本日はホタルの光にフォーカスを当ててご紹介させて頂きます。
光っているホタルはどんなホタル?
ホタルの中でも特に強い光を放つのがゲンジボタルです。
・オスの体長:約15mm
・メスの体長:約20mm
ゲンジボタルは日本のホタルの中でも大型のホタルです。
・住んでいるところ
本州、四国、九州に分布し、水がきれいな川、水路などの流水域に住んでいます。
最近では都内の川でも環境整備が進められていて、ホタルが見られるようになっています。
・光るメカニズムについて
ではなぜホタルのお尻は光るのでしょうか?
それはホタルの腹の先にあるホタルルシフェリンというものがあり、それが酸素と混ざり
ルシフェラーゼというものと混ざるとおしりが光るそうです。
これについては科学的な話になるので、気になる方は深く掘り下げていくと理解が深まるかもしれません。
なぜ光るのか?
ホタルがなぜ光るのかは3つの意味があります。
① 求愛(オスがメスへアピールをする)ため
② 敵への威嚇
③ 刺激を与えられた時
光を出しながら飛びまわっているのはオスのホタルです。
メスは基本的に小さな光を出しながら大人しくしています。
人間も男性がアプローチをかけることが多いですからなんとなく親近感が湧きますね(笑)
光は1分間に約30回点滅します。
豆知識ですが、ゲンジボタルとヘイケボタルでは光り方が全く違います。
ですのでホタルは自分の種類を見分けられることが出来るのです。
ホタルの一生
①ホタルの卵は6月中旬~7月に水辺のコケに産みつけられます。そして約1か月後に孵化(ふか)します。
②約265日間水中で生活をします。その中で6回脱皮します。
③気温と土の温度が同じになる頃の夜に陸に上がり土の中で蛹(さなぎ)になります。
④約1か月で蛹(さなぎ)から成虫となります。そして土から出て自由に飛びまわり、光るのです。期間は約1週間と短いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はホタルの光る秘密についてご紹介させていただきました。
今回のポイントは3つです。
①ホタルのお尻は化学変化によって光る
②ホタルの光る理由はメスへのアピール
③蛍が光る期間は1週間
約一週間で結婚相手を見つけるのは人間では至難の業ですね(笑)
本日もご閲覧頂きありがとうございます。
次回もお楽しみに!