なぜクラゲは海水浴場に大量に現れるのか?
夏も終わり、すでに暦では秋になりましたが、まだまだ暑さが続いております。
夏は始まりの頃に海水浴をし、盆を過ぎてからはエイやクラゲの出没の可能性が増えてきて、海水浴を行う人も減ってくるのではないのでしょうか?
今回はこのクラゲがなぜ大量に出現するのかについて書いていきたいと思います。
・クラゲは危険なのか?
普段海水浴場で見かけるクラゲにも幾つか種類があります。
ミズクラゲ、アンドンクラゲ、アカクラゲ、カツオノエボシなどの種類があり、左から右に行くごとに毒性が強くなります。
最も多いのが、ミズクラゲであり、これは、最も毒性が低く、時々クラゲに刺されて痛がっている人がいますが、彼らはほとんどこのクラゲに刺されています。
最も毒性の強いカツオノエボシは遭遇する可能性も低いですが、仮に刺されてしまうと半年近くも傷が直らないと言ったことにもなりかねないので、注意が必要です。
・クラゲの出没契機
クラゲは植物の多くと同じように、暖かい時期に幼体から生体へと変化します。
生体へ進化したクラゲが悪さをするわけですから、クラゲの成長時期が正にお盆の時期と重なっているということです。
具体的には水温が30度以上から20度代にまで落ちてきた時に生体になる量が最も多いとされています。
・クラゲは人間を襲いに来ている?
一般的にはクラゲはプランクトンとして生活しているため、遊ぐことができない訳ではありませんが、海を漂って生きている生き物です。またクラゲは目が見えない上に、サメの様に鼻が効く訳でもない。従って、意図的に対象物に近づいてくる事も少ないわけです。また、捕食の対象に向けて毒性のある触手を刺して、麻痺させる事により食料を確保をしているが大型の動物を捕食する事例は確認されていない事からも単純にクラゲの生活しやすい生活圏が人間における海水浴場となっているためであるだけだと言えます。
つまり、彼らには悪気はありません。
・クラゲは食べられる?
日本や中国ではクラゲを食用として扱っている事もありますね。(食用として扱われるのはエチゼンクラゲやビゼンクラゲ)
クラゲの発生するシーズンには漁師の仕掛けた網に引っかかって、漁に対して迷惑をかける事もありますから、食用とする事はできないかと先人が考えたのかも知れませんね。
今ではキュウリなど一緒に酢の物として調理される事も多く、クラゲの食感が好きな人も多いですね。
・まとめ
1、クラゲには幾つか種類があり、毒性の強さにも差がある
2、クラゲの出没時期はお盆からそのあとにかけて
3、クラゲはプランクトン
4、意外と美味しいクラゲ料理
今回もご閲覧頂きまして有難う御座いました。次回もお楽しみに