何故スズメは人間の近くで生活しているのか?
日本では特にたくさん見られるスズメ。朝には彼らの鳴き声で目を覚ますなんて事も結構ある話ではないでしょうか?
カラスのうるさい声で目を覚ますより、ウィスパーなスズメの声で目を覚ましたいものですね。
さて、今回は何故このスズメが人間の近くで生活しているかについて考察していきたいと思います。
・スズメは人間の近くが好き
先のオウム・インコの話におきまして、鳥類には頭のいい種類も少なくないとお話しましたが、このスズメも例外ではありません。
頭のいい動物ということは何か目的があって人間の近くで生活しているということが考えられます。
カラス、ハトなども人間の近くで生活していますが、彼らの目的はイメージ通り餌の確保が容易に済むからだそうです。
・スズメはカラスやハトの残りを食べている?
では、スズメは違うのか?
実際のところそれも目的の一つにはなっている様ですが、それだけが理由では本文章のテーマとはなりえません。
スズメは体も小さく、カラスやハトと同じ餌場(ゴミ捨て場)を狙った場合、彼らの食べ残しを食べることになりますよね。人間の食べ残しを食べるカラス、その残りをハト、その残りをスズメが食べるといった具合に。。。
注視してみると、餌にありつけなくて、ちゃんとミミズを捕食している姿も見かけることもあります。
更にはカラスに襲われてしまうスズメも見かけることもあります。
単純に餌場としてだけ考えると、スズメにとって人間界は天国ではないと言えます。
・子育てに関係している?
では何に関係して、人間の近くに住んでいるのかと言いますと子育てに関係があります。
スズメは餌の取り合いですらカラスに襲われてしまうというのに、子育ての時なんかはもっと強力な危険にさらされることになります。
ですから、スズメが子育てをする為の巣を人間の住処の極端に近くのところとするのだそうです。
敵から身を守る為により強力な生物の近くに住みついている。これが今回のテーマの回答です。
人間の近くに巣を作っても死ぬことは少ない先人(先雀)の知恵を生かして健気に生きているんですね。
でも、これは頭がいいから出来ることであって、今回の話では敵役として登場しているカラスやハトに対してもですが、意外な頭の良さに敬服するばかりです。
・まとめ
1、スズメは人間の近くに暮らすのを好んでいる。(意図的な生活圏選択)
2、カラスやハトには虐げられる
3、スズメが人の近くで暮らす理由は子育てに関係している
今回もご閲覧ありがとうございます。