ASAPアニマルニュースです。
飲食店やおじいちゃんおばあちゃんの家に、
帽子(笠)をかぶった、下の画像のような
たぬきの置物(像)みたいなものがあるのを、
見たことはありませんか?
大きなおなかを出して幸せそうな顔でつっ立っている
タヌキさんですが、縁起が良くなるという意味で
置かれているものなのでしょうか?
デブってきた(太ってきた)という意味で
おじさんは定番で言われてしまう、
タヌキみたいな腹だな!!というフレーズがありますが、
なんでタヌキは太っているのでしょうか?
今回はタヌキの置物の意味と理由について紹介します。
タヌキの置物(像)は縁起が良い?悪い?
タヌキの置物は縁起がいいと言われています。
諸説ありますので意味を紹介していきます!
タヌキ=他抜き
タヌキの名前に由来している説が一つあり、
タヌキ=他抜き(他を抜く)=競争に勝てる(儲かる)
という意味があるそうです!
八相縁起(はっそうえんぎ)
タヌキの置物(像)って全部を思い出すことはできますか?
よく見てみると、タヌキの置物(像)って
タヌキが笠(帽子)とか徳利(とっくり)とか
色んなものを持っているんです!
全部で8つ、一つ一つ意味があり、
八相縁起(はっそうえんぎ)といいます。
それぞれの意味を見てみましょう!
笠(帽子):災難をさけるために身を守る
大きな目:どんなことも気を配って細心の注意を払う力がつく
ニコニコした顔:いつも笑顔で、良好な人間関係をつくる
徳利(とっくり):食べ物に困らず、良い事ができる
手に持っている袋:信用を得られる。お金が儲かる
大きなお腹:どっしりかまえて、落ち着いて判断する力がつく
大きなしっぽ:終わりはしっかりと、綺麗な形で終わらせる力がつく
タヌキの置物(像)を置くと、
上記のような理由でご利益があると期待して、
商売をしている方は置かれているのです!
実際のタヌキはデブって(太って)いない!!
タヌキ=デブ(太っている)と思われている方は
多いのではないでしょうか?
タヌキはデブキャラではありません!
※がっかりされた方すみません(笑)
タヌキみたいな腹というのは、間違いで
タヌキの置物みたいな腹だな!!というのが正解になります(笑)
下の写真が野生のタヌキの写真です。
タヌキはよくアライグマに似ており、
個体によっては太っているものもいるとは思いますが、
写真を見てわかる通りデブ(太っている)ではなく、
アライグマのようなアニマルです。
置物(像)はあくまで縁起物のキャラクターとして
作られたものなのです。
なので野生のタヌキは徳利(とっくり)も持っていなければ、
笠(帽子)もかぶっていないのです!
まとめ
今回のポイントは2つ
①タヌキの置物(像)は商売繁盛の意味で置かれていた!
②実際の野生のタヌキは全然デブ(太っている)ではない!
次回もASAPアニマルニュースをお楽しみに!