一昔前の話ですが、あーあいつはあの部長のコバンザメだよ。
あの彼はあの先輩のコバンザメだよ。
なんてフレーズを聞いたことは有りませんか?
コバンザメ商法なんて言葉もあるくらい有名なサメです。
ですがコバンザメていったいどんなサメなのでしょうか?
本当にいつもくっついているのでしょうか?
本日はコバンザメについて紹介させて頂きます。
コバンザメのプロフィール
体の大きさ:最大で110 cm 通常は70 cm程度
頭部の背面に小判型の吸盤がついており、これで大型のサメ類やカジキ類、
ウミガメ、クジラなどに吸い付き、
えさのおこぼれや寄生虫、排泄物を食べて暮らしています。
こういったことにより、強い立場の人間にくっついている人間の事を
コバンザメというのです。
確かに横についておこぼれを食べているイメージですね(笑)
あなたの会社や学校にもこんな人はいませんか?
余談ですが、大型ショッピングセンターやイベント会場の近くで
屋台や雑貨を販売している方式についてはコバンザメ商法といいます。
コバンザメの吸盤
コバンザメの背面には吸盤が付いています。
その吸盤を使って、大きな魚たちにいつもくっついているのです。
これがコバンザメの吸盤です。
この吸盤は私たちが普段使用している吸盤と同じ様式でくっつきます。
吸盤は18-28枚から作られており隔壁(かくへき)と呼ばれています。
この隔壁(かくへき)はふだんは後ろ向きに倒れており、
吸盤が動いている大きな魚の体表などの面に接触するとこれらは垂直に立ちあがります。
このとき隔壁と隔壁の間の水圧が周囲の海水の圧力より小さくなり、これによって吸盤は面に吸いつくのです。
コバンザメは人にもくっつく!?
非常に面白い動画がありますのでご紹介致します。
動画は船の上で撮影されています。
お母さんと思われる人が10歳の子供のお腹へコバンザメをくっつけます。
コバンザメが人へもくっつくことが分かるのと、子供の驚き方が
地味に面白い動画です(笑)
コバンザメが体についてしまったら
もし、コバンザメが体に付いてしまったときの対処法を紹介致します(笑)
コバンザメは尻尾を引っ張ってはいけません。
しっぽを引っ張ると吸盤の圧が高くなり、より吸着してしまいます。
そんな時は前に押してください。
コバンザメの吸盤の構造的に前に押し出すことにより吸盤が立ち上がりますので、
簡単に取り外すことが出来るのです。
もしコバンザメが少年の様に張り付いた場合は、前に押し出してください(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コバンザメが悪く言われる理由が少しわかりましたよね!
ポイントは2つ
①大きな生物に張り付いて生活している
②くっついたときは、前に押し出す
コバンザメの様なおいしいポジションを確保したい
今日この頃です。(笑)
次回もお楽しみに!