クロサイとシロサイって聞いたことが有りますか?
クロサイは黒い、シロサイは白い。
こんなイメージを持っているのではないでしょうか。
ですが、真っ黒なサイは見たことがないし、真っ白なサイも見たことがない。
動物園で見たサイは土の付いた若干灰色っぽいサイばかりです(笑)
本日はそんなシロサイとクロサイの違いについてご紹介致します。
・シロサイとクロサイの違い
①体の大きさが違う
シロサイとクロサイはそもそも体の大きさが違います。
「シロサイ」
体の大きさ : 3.3m-4.2m
体重 : オス2,000-3,600 kg メス1,400-1,700 kg。
シロサイはメスよりもオスの方が大型です。
メスが大きいとなるとオスは尻に敷かれそうですね(笑)
「クロサイ」
体の大きさ : 2.8m-2.9m
体重 : オス350 - 1,300kg
メスはオスよりもやや小さいです。
体の大きさはシロサイのが随分と大きいのです。
ちなみにシロサイは動物界でゾウに次ぐ体の大きさです!
②口の形が違う
「シロサイ」
主に地面の草を選ばずむしゃむしゃとむしり取って食べています。
そのため、一気に草を食べられるように幅の広い四角い唇を持っています。
「クロサイ」
主にタンパク質の豊富な限られた種のマメ科低木の葉や小枝、果実を摘まみ取って食べます。
そのため物をつまむのに適した上唇を持っています。
③色が違う?
実をいうと、色の違いはありません(笑)
クロサイは地面を転げまわる性質があるのですが、
皮膚の色は生息地の土によって異なります。
つまりサイがくっつけた土の色になるという事です。
さらに実際には「クロサイ」といっても黒くないこともあるのです。
実際、シロサイもクロサイも体の色はどちらもグレーです。
だから私たちが見ても、クロサイとシロサイの判別が出来ないのです。
一説によるとシロサイとクロサイの名前の由来は体の色からつけられた名前ではなく、
シロサイの口の形を「wide(ワイド:幅広い)」と言ったのを
「white(ホワイト:白い)」と聞き間違えて、
シロサイ「White Rhinoceros(ホワイトライノセラス:白いサイ)」と呼ぶようになり、
クロサイ「Black Rhinoceros(ブラックライノセラス:黒いサイ)」
と呼ぶようになったと言われています。
④動画で見てみよう
シロサイの動画です。
先ほどお伝えした通り、大きな体と掃除機のような四角い口をしていることが分かります。
続いてクロサイです。
動画で分かるように少し体が小さいことが分かります。
この動画ではクロサイが絶滅の危機であるという事を紹介しています。
現在でもクロサイは絶滅危惧種に指定されています。
・まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はシロサイとクロサイの違いについてご紹介しました。
ポイントは3点です。
①体の大きさが違う
②口の形が違う
③色は一緒
本日もご閲覧頂きありがとうございます。
次回もお楽しみに!