ゾウは鼻がとっても長い動物です。
しかもその鼻で藁や果物をどんどん自分の口へ放り込むように食べるのですから、
鼻はゾウにとって人間の手と同じぐらい大切なものであることが分かります。
動物の中ではアリクイが鼻の長い動物に分類されますが、ゾウほど鼻が長くはありません。
では本日はなぜゾウの鼻は長いのかをご紹介致します。
ゾウの鼻はもともと長くなかった?
約6000万年前にいた象の先祖がいました。
その時のゾウは今のような巨体ではありませんでした。
今のアリクイのような動物で、鼻もゾウほど長くは有りませんでした。
また、ゾウの先祖は湿度の高いジャングルや森林に生息していました。
新たなえさを求めるなどの動きで、生活の場を草原に変えました。
そして餌を容易に取れるようになり体が大きくなっていったという事です。
体が大きくなるということは、餌を食べたり水を飲むにもいちいち屈まないといけません。
その動作一つ一つに肥大なエネルギーを使うようになるのを想像できますよね。
屈まずに餌を口へ運ぶにはどうしたら良いでしょう?
ゾウは進化の過程で鼻を延ばすことによって屈まずに餌を口へ運ぶ能力を身に着けていきました。
こうして今のゾウの鼻へと成長を遂げていったのですね。
鼻の長さはどのくらい?
ではゾウの鼻の長さはいったいどのくらいの長さなのでしょうか?
一般的なアジアゾウゾウの鼻の長さは、その像の大きさにもよるのですが
約150~200cm程になります。
個体差はあれど、人間の身長とほとんど同じ長さです。
アジアゾウの体長は3.5m程ですので鼻を含めると
約5.5m程相当な高さの餌まで捕食可能です。
ゾウの鼻はとっても器用
ゾウの鼻は人間の手と同じです。
ゾウは鼻で様々な食べ物を様々な方法で食べます。
・スティック状の1本の野菜
鼻で巻き付けて器用に食べていました。
・トウモロコシの粉
鼻をスプーンの様に使って一つの塊にまとめ上げてから食べていました。これは驚きです!
・水
鼻をストローにしていったん水を吸い上げ、口へ運びます。
・ゼリーの塊
少しづつ崩しながら食べます。
まるで人間のようですね。
・すいか
持ち上げて丸飲みします。
豪快ですね(笑)
・大量の乾いた豆
鼻を掃除機の様に使い、いったん吸い上げてから食べます。
ダイソンさながらの吸引力です!
また、ゾウの鼻は匂いを嗅ぎ分ける事もできます。
それぞれ自分の好きなにおいがあり、
お気に入りの食べ物を匂いをかぎ分けて判別する事が出来るのです。
まるで人間を見ているようですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日はゾウの鼻の長さの謎についてご紹介させて頂きました。
本日のポイントは3点
・ゾウの鼻はもともと長くなかった
・一般的なゾウの長さは1.5mから2m(アジアゾウ)
・ゾウの鼻はとっても器用
ゾウは調べれば調べるほど興味深い動物ですね。
本日もご閲覧頂きましてありがとうございました。
次回もお楽しみに!